のぼり旗のデザインで演出できること

用途に合わせてベストな選択をする

のぼり旗製作のポイント

のぼり旗に採用されることが多いシルクスクリーン印刷は、
元々はシルクの布で作られたスクリーンに印刷されたことからその名が付けられました。


輪郭がはっきりしたラインと発色が良いことから、
遠くからでも文字や図柄が良く目立って視認性が高いので
お店の宣伝などには最適です。


文字や図柄が描かれた版を作成し、上から圧力をかけて
染料を擦りつけることで圧着し、生地にデザインが染められていく仕組みです。

染料を生地に乗せる


広く普及している方法ですが、のぼり旗を作るなら
メリット・デメリットを踏まえて使用することも大切です。


メリットは大量印刷が可能なので発注数が多ければ低コストで行えるほか、
様々な染料が使えるので豊かな色表現が可能なのに加えて
濃度の高い染料を使用するので裏側に色抜けの発生が比較的少ないのも良いところです。


一方、デメリットは小ロットの場合は高額になりがちなほか、
はっきりとしたデザインには向いているが、写真などの高精細な印刷には向きません。


また、摩擦に弱いことからクリーニングをする際には色落ちを覚悟する必要があります。


これらのメリット・デメリットを踏まえて上手に活用すれば、
訴求力を持った素晴らしいのぼり旗が完成します。

染料や工法による特長を理解する

のぼり旗は様々なシーンで使用することが想定されるのはもちろんのこと、
作成するには予算も考える必要があります。

のぼりの予算を決める


運用方法も1度作成したものを長期にわたって使い続けたい場合もあれば、
もしも汚れたり破損することがあれば何度でも交換できるほど
手間と予算を惜しまない場合さえあります。

このため、のぼり旗を作成するなら、それぞれの印刷方法の特長を理解し、
それに相応しい予算や運用方法を考慮するのがおすすめです。


例えば、低コストで済ますことができても、雨に濡れると色落ちするような印刷方法なら
役割を果たせず、逆にコストをかけて耐水性の高いものを作成しても、
常時屋内で使用するならオーバースペックとなります。


特にシルクスクリーン印刷の場合は鮮やかな色を出すことができる一方で、
摩擦に弱いことから強風に煽られることがあれば、周囲の壁や布同士が擦れることで
色落ちする可能性があり、設置場所も考慮する必要があります。


しかし、逆に言えればそれぞれの印刷方法の特長さえおさえておけば、
コストパフォーマンスと大きな訴求力を両立することが可能です。


これを実現できるのも、長年にわたって培ってきたシルクスクリーン印刷だからこそです。



 

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